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これからのデジタルマーケティングソリューションベンダーに求められるもの

2015/09/30 15:35
橋本 翔

アクセス解析、CMS、SEO、LPO、DMP、MAなど、
日本国内ではマーケティング業界の流行に応じてそれらのコンサルティングやツールを導入するためのベンダーが誕生し、日々しのぎを削ってきました。

我々ソフトバンク・テクノロジーもそのベンダーのひとつであり、
経営基盤であるSIerとしての技術力を武器に様々なマーケティングソリューションのツール導入およびサポートにこれまで携わってきました。

しかしながら、ここ数年、そのマーケティングソリューションベンダーにおいて、企業から求められるものが大きく変化してきています。

かつては、業界の一部領域でしか利用されていないような目新しいソリューション/キーワードが飛び交う中で、費用対効果が不明瞭なもののツールを先行で導入する企業が多く、ベンダーの役割は、ツールを低コスト且つ短納期で導入し、困った時のサポートを丁寧に行うことに終始しておりました。

しかしながら、マーケティングソリューションの拡大、高度化とともに専門知識や実行するための運用体制など、自社のリソースだけでは解決できない問題が山積し、優秀なツールを導入しただけでは効果が出ないという苦い経験を多くの企業が味わうことになりました。

また、様々なデータが容易に手に入る時代の到来により、
マーケティングに関するすべての施策の効果が数値化され、事業が堅調に推移しているからこの取り組みも効果が出ていそうというような曖昧な評価から、ソリューションごとに何%のROIが出ているのかを経営層に報告しなければならない状況へと変化してきました。


そのため現在では、マーケティングソリューションベンダーにはツールの導入やサポート以上に、ツールごとの最適化ではなくマーケティング全体を捉えた上での全体最適の手法を持ち合わせているかどうか、ツールの可用性や信頼性だけでなく、成果に責任を持って日々のPDCAサイクルを回せるかどうかなど、企業と一緒に成長戦略を描けるベンダーが必要とされています。

我々ソフトバンク・テクノロジーでは、その時代の流れをいち早く捉え、2010年より独自コンサルティングサービスであるSIGNALコンサルティングサービスを立ち上げ、多くのサイト改善や、アクセス解析を軸としたレコメンド、DMP、MAなどの運用支援、データサイエンティストによる統計解析などを通して、企業と一緒に事業の成長に尽力する仕組みを作り上げました。

その上で我々が重視しているのが、『教育』です。

いくら企業が高度で強力なツールを導入しても、あるいは運用を含めてソリューションベンダーが代行することでPDCAを回しても、それだけでは自社内にナレッジが蓄積されず、自社の組織およびリソースが成長していきません。

自社内のリソースが、ベンダーが持っている専門スキルを学習、吸収し、自分たちでPDCAを回し、成果をあげられるようにならなければ、本当の意味で「ツールやコンサルティングに費やしたコストに見合った効果があった。」とは言えないのです。

ソフトバンク・テクノロジーでは、企業へ提供するコンサルティングの時間の多くをこの教育に充てるようにしています。

勉強会や研修を通じて惜しむことなくスキルトランスファーをすることによって、組織のマーケティングレベルの向上だけでなく、事業におけるソリューションの貢献度が高まり、さらに高度なソリューションの導入、活用につながっていくのです。

ソフトバンク・テクノロジーでは、この企業とベンダーのWin-Winの関係を築き上げることが、結果として日本国内のデジタルマーケティングレベルの底上げにつながるものと信じ、今後も最先端のソリューションの提供とメソドロジーの提供に注力していきます。

本サイトを通じて、デジタルマーケティングに対する我々の様々な取り組みの内容を発信していく予定ですので、今後とも宜しくお願い致します。